全包括的(ホリスティック)な健康感の為に

ストレッチ体操の基本を解説!

スポーツと

    治療の考え方

  テレビ中継されるスポーツが増えるに従って競技人口も増加し、また種目も増加し、そして、健康作りに励んでいる人が多くなりつつあります。

  ただ、残念ながら日本人のスポーツに対する認識は低く、特に理論面に関してはトップクラスを除いては、未だに「スポーツ根性ドラマ」と呼ばれるマンガのトレーニング方法を信じているようなもので大変お粗末です。

  そこで今回は主に理論面を解説し、何故スポーツと治療は両方必要なのかを考え、合わせてストレッチ体操の注意点も書いてみたいと思います。

 

スポーツは絶対に必要です!

  しかし、スポーツをしていれば必ず健康になる訳ではありません。スポーツをするとケガをしたり、逆に「スポーツ障害」と呼ばれる疾病を一生抱えてしまうケースもあったりします(野球でスライディング中に頚椎を骨折して寝たきりになったりする場合ですね)。しかし、スポーツをしない人には体力は付きません。ケガをしないようにスポーツをするのがいい選手なのですね。

  例えば階段から転んで落ちて腰が痛くて1週間も寝込んでしまったとしましょうか?寝返りも随分と楽になり「さぁ仕事もたまっているから」と急に立ち上がると・・・・・目まいがしてヘたり込んでしまうでしょう。これは起立性貧血というもので、ずっと寝ていた為に自律神経にサボリ癖が着き、血圧の調整ができなくなったから脳に血液が行かなくなってしまった状態なのです。

  ウェートトレーニングなどの特殊な筋肉強化を除いては、通常の生活の動作を1週間も行わないとたちまち駄目になるのです。筆者が小学6年の時に骨折をして足を1ケ月ギブス固定しただけで全く膝が曲がらなくなってしまったのですから、運動とは絶対に必要なものなのですね、やっぱり。

 

いいスポーツ選手の条件とは・・・

  「せっかくスポーツをしているのに治療に通うるなんて・・・」と考える人がいたら大間違いです。先ほども書きましたがスポーツをすればケガをするものだと思って当り前です。いかに最小限にケガを押さえてコンスタントに実力の維持できる選手が「いい選手」なのです。ですから、プロの一流選手と呼ばれる人達は専属のトレーナーを世界中のどこでも連れて歩いているのです。

  同じ位の実力の選手が二人居たとしましょう。A選手は多少の風邪やケガをしても練習を休みませんが一度体調を大きく崩すと1週間近く休んでしまうのに対して、B選手は少し体調がおかしいと治療のために練習を抜けて治療に通いますが長期に休むということはありません。貴方が監督ならどちらの選手をレギュラーとして採用するでしょうか?答えは勿論コンスタントに計算の出来るB選手ということになりますよね。自己管理がしっかりしているからです。

  「いい選手の条件」とは、高い競技力に加えていかに自己管理ができるかということであり、治療に通う時間が捻出できる心のゆとりを持っているかということにもなります。時間配分の上手な選手は必ず強くなります。

 

ストレッチ体操の基本と意義

  ストレッチ体操は昔体育の時間にやった柔軟体操と形は似ていますが、「無理をしない程度で持続的に筋肉を伸ばす」運動のことです(柔軟体操は痛いのを我慢して曲げていました)。

  日本人は未だに「我慢して運動すれば効果がある」と信じているようですがこれは大間違いで、ストレッチ・ポイントとは「5秒くらいで痛みが消失するか痛みの程度が変わらない点」であり、痛みが増減するようではオーバーストレッチであり、かえって逆効果になっています。

  準備体操と整理体操は今更書くまでもなく  休日だけ運動不足解消の目的でスポーツをたまたまする人も絶対にしなくては、スポーツそのものの効果がありません。ストレッチ体操も前後に加えることにより、治療と合わせてより健康的な毎日が送れるように頑張ってください。(当院のGoodSportsManも参照してください)

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