全包括的(ホリスティック)な健康観の為に

 やる「氣」の話

                       ポスト・ヒロシマの課題

  有史・先史を通じ人類にとって最も重大な日はいつかと問われれば躊躇なく1945年8月6日と答える。理由は簡単だ。意識の夜明けからその日まで、人間は「個としての死」を予感しながら生きて来たが、太陽を凌ぐ閃光を放ち広島上空で史上初の原子爆弾が爆発して以来「種としての絶滅」を予感しながら人類は生きて行かねばならなくなったからだ。

  「人類は不滅だ」という信念は崩れ去り、我々は『借り物の時間』を生きていることへ基本概念を修正しなければならないが、それに気付いているのはほんの一握りの人間だけしかいない。(工作舎刊:アーサー・ケストラー著「ホロン革命」よりプロローグを一部要約抜粋。以下の斜体文章はこれから引用)

 

  いきなりの書き出しですが、しかし、決して大げさでもないと思います。極端な話(劇画沈黙の艦隊ではありませんが)「原爆を落とすと言えば滋賀県が日本国に対して独立戦争を挑むことさえ可能な状況になるのですから

  でも、みんな「幸せになりたい」と思う気持ちに変わりがないのも確かですよね。  そこで、人間一人一人が持てる最高最大の武器は・・・・・先ほども「気持ち」という形で出てきた『氣』であると提言します。

  『氣』とは、天気空気電気元気などのようにそれ自体を見ることも掴むことも出来ませんが、その働きを知ることはできるエネルギーの一種です。

 

やる『氣』は人類を救う!

  当院では環境的・精神的・社会的に広い視野で健康を考え自然へ適合する、ホリスティック医学の実践に、「やる『氣』」の為の工夫をしています。

  例えば子供の治療に際しては、(女子一人の冬の夜までは強制しませんが)小学校高学年以上になれば一人で通院するよう指示しますし、それ以下の年齢でも「・・・の(誰々)です」と必ず本人に名乗ってもらいます。そうすることによって、早く病気が治らないと困るという『氣』を起こしてもらいます。お金が自分の力で払えないのは当然でいいのですが、さらに送り迎え付きでは「親が言うから通ってやっている」なんて考える子供もいるのです、実際。
  困ったことに一旦発明されたものは無に返せない。人類は永遠に核兵器を抱えて行かなければならない。もっともその永遠は現状から見てさほど長いものではないが。それは、可燃性物質を積み上げた部屋に不良少年の一団を閉じ込め「使ってはならぬ」と言いながらマッチを渡している状況に等しいからだ。

 

17世紀から医学は進んでいない事実

  17世紀にデカルトやニュートンによって体系付けられた還元主義に基ずく【時計修繕医学】は、強力な医学テクノロジーで人体の修理・改造をも可能にして、ヒポクラテスが「医は自然の僕(しもべ)なり」と唱えた言葉も退けてしまった。

  しかし、単に苦痛から逃れられれば・延命が出来れば我々は幸せになれるのかと考えます。例えばサリドマイド児のように明らかに薬の副作用での障害児が既に誕生しているのです。何度も繰り返しますが病気の修理は出来ません

  現在のほとんど一人歩きした医学テクノロジーによる行為は自ら首の周りに時限爆弾を巻き付けているのに等しいとは思いませんか?病気とは自然の警告反応であり、むしろ感謝すべきです。「医は自然の僕なり」の精神を退けた時以来、つまり現代医学は17世紀から進んでいないと断言します。

 

  歴史を振り返ると、ホモサピエンスとはひどく病的な突然変異としか見えなくなる。正常な発達を遂げたなら同胞の血によって戦争を繰り返すことも、遂には地球を破壊してもまだ飽き足らない力を開発して自ら首の周りに時限爆弾を巻き付けることもしなかったはずだから。我々に残された時間は少ない。

 

再び、やる『氣』は地球をも救う!

  『氣』が病んでいるから病気なのです。必死の叫びがあってこそ治療家もそれに呼応して実力以上の本当の『氣』を出せる力が与えてもらえるのです。つまり、貴方の病気に取り組む態度そのものが回復の程度につながるのです。

  医療人とは介護者・付き添い人という意味から始まっているのですから、何もしないでベッドに寝るだけで病気を治してもらおうなんてムシが良すぎますよね。患者自身も治療に参加すべきなのです。その『氣』こそが荒廃した地球をも救う人類最大の武器なのです(決して大げさでなく)。

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