スタッフ募集について


 「にき鍼灸院」では、概ね年度替わりごとに新しいスタッフを募集しています。スタッフといっても、助手です。将来開業を目指す有能な人材を募集します。
 鍼灸の本当の「技」を修得しようとすれば、それは経験が絶対必要となります。それから修行です。鍼灸は西洋医学からこぼれてきた疾患を拾っているのではなく、第一線で人命を扱っているのですから厳しい人間修行が必要です。院長も受けてきた厳しい人間修行を後進育成のために注いでいます。

仕事内容

 1.「にき鍼灸院」は鍼灸専門であり、保険を取り扱わず自由診療のみで行っていますから、業務内容も鍼灸に関わることのみです。問診に始まり、実際に鍼を持って技術に応じて治療を任せていますが、掃除や受付なども鍼灸に関わる業務の一つですから、その点は間違わないように。
 2.ただし、 漢方鍼医会 の提唱する“漢方はり治療”に基づき、「ていしん」による治療のみです。また知識を偏らせず優れた手を持つ多くの先生方からの指導も受けるためにも、 滋賀漢方鍼医会 への研修会所属は義務づけます。

勤務について

 3.助手として修行をするのですから、一般サラリーマンとは違い生涯雇用ではなく三年程度で卒業をしてもらいます。ということで、年齢もそれなりの独身者のみの募集となります。
 4.修行ですから賃金形態もそれなりとなりますが、その分を福利厚生で補います。特に 日本伝統鍼灸学会 への参加と、漢方鍼医会の夏期学術研修会への参加は交通費を含めて全て鍼灸院側で負担をしてきました。 参考:院長が実行委員長を担当した第15回滋賀大会のページ
 5.出身地が遠方の場合、寮としてアパートを提供し住宅費の半分を手当てします。通勤の場合には、交通費を支給します。

見学について

 6.見学は常に受け入れています。必ず電話で、事前に申し込んでください。ただし、始業の半時間前までに到着するのが条件です。朝からだと8:30までに、午後からだと13:30までの到着です(遠方で終業まで見学していると帰宅できない場合には考慮をします)。白衣を持参のこと。研修会へまだ所属していなくても、大丈夫ですが、いずれかの漢方鍼医会へ所属していると有利になります。

 7.就職希望の場合には、同時に適性検査も行います。履歴書は不要です。個人で見学を申し込んでも、求人募集を出している学校の場合は担当課を通じて改めて申し込んでもらうことがあります。


 鍼灸師免許が当然必要ですが、新卒で取得見込みでも申し込み可能です。現在の鍼灸学校ではペーパーによる国家試験突破が第一目的であり、そのために実技時間が犠牲になっています。そのことは十分承知で、手法修練を一からやり直します。脉診についても、ほとんど訓練のできていない触覚を磨くところから鍛えていきます。
 また鍼灸とは技術だけのものでなく、人格があってのものだと思っています。患者さんと接する中で、時にはかなり厳しい指導があると覚悟もしてください。けれど修行を積めば、一人前の開業鍼灸師として巣立っていった多くの先輩へ追いつくことができるでしょう。


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