ダイエットではありませんが痩せます
低栄養食の
ススメ!
漫才で「最近の人はおいしいものを食べては太ったと今度は痩せ方教室にお金を使う、痩せたかったら借金せぇ・・・・」と笑わせていますが、その通りだから仕方ありませんね。
肥満については古代ギリシアの医学書にも問題が指摘されていますから、何も最近に始まった悩みではないようですが、痩せでも肥満でも得することはないのに、痩せていて損をすることはほとんどないのに肥満で損をすることは多い(その代表は生活習慣病)のですから、やはり適切な体型がいいのですね。
「痩せたかったら借金せぇ!」
「痩せたいのなら借金すればいいのか?」と本気で考えてもらっては困りますが、『恋の病で痩せる』と言うじゃありませんか、切迫する悩みを抱えている人は痩せてしまいます(逆にやけ食いに走る人もいますけど)。要するに、食欲は心の持ち方でも随分と左右されるということが言いたいのです。
「私は水を飲んだだけでも太る」と自称している貴方!食べ方が押さえられないのは、全て自分の責任だと分かって戴けました?(当院の「イカニモフトリ」を参照して下さい)
羨ましい(恨めしい)ことに痩せの大食いと言うかいくら食べまくっても太れない人がいますが、吸収効率が悪いだけで逆に食べ過ぎるとすぐに太る人は吸収効率がいいのです。だからこそ、良い食生活を守る必要があるのです。
あぁ、すぐに食欲が湧いてしまう〜〜
病気でもなければ、一体どこへ格納されるのか不思議なくらいに時間がくると食欲が湧いてきます(中には発熱していても全く食欲の落ちない人もいますけど)。人間の自然欲求の一つですから食欲が湧かない方が問題なのですが、現代の食事はおいしいからどうしても食べ過ぎてしまいますよね。でも、それでいいのかなぁ。そう、良くないんです。
現代の食生活をコップに水を注ぐことで例えてみましょう。早く注ぎたいのでつい蛇口を全開にしがちですが、コップくらいの大きさでは勢いが強すぎて逆に溢れて周りを濡らし余計な世話が生じることになります。そして、コップにちゃんと水が注げたかと言えば半分くらいしか残っていません。現代の食事はこれと全く同じで、「早くお腹を一杯にしたい」と一気に食べています。勢いが良すぎて気が付くと「食べ過ぎて苦しい」となっています。そして、栄養が十分に吸収できたかと言えば、胃腸は消化に必死で本当に必要な栄養はそのまま外に出てしまうのです(コップから溢れた水のことですね)。おまけに肥満になって成人病の心配が生じます(周りを濡らしてしまった水ですね)。
それで、コップに溜っている水が少ないから次の食事では一杯にしようとまた沢山入ってしまうのですね。あぁ、我が食欲よ静まれ〜〜〜
コップに水を溜る低栄養食のススメ!
では、コップの水を一杯にするには(本当に必要な栄養を摂取するには)どうすればいいのでしょうか?
答えは簡単で「器の大きさに見合った勢いで水を注ぐ」ことで、ゆっくり注ぎ一杯になったところで蛇口を止めれば水は溜りますし周りも濡れません。食事に関してもこれと全く同じでゆっくり食べれば少量でも満腹になるのです。 『分かってはいるけど、それが出来ないの・・・』とお嘆きの方々にヒント!
これから紹介する方法はあくまでも筆者の場合であって、具体的な指定ではありません。それぞれの家庭環境や労働や食事形態で各自が工夫をしてください。筆者の場合には晩酌をすることとスポーツクラブへ頻繁に通っていることから、夜の食事形態をそのままにしたいという条件がありました。そこで昼食が仕事に追われて急いで食べることが多いので御飯だけを省くことにしました(おかずや味噌汁はそのままで朝食も夕食にも特別な手は加えない)。これによって昼食をゆっくり味わいながら食べるようになり、全体の食事量も減少し半年で5Kg減量できました。これが「低栄養食」の考え方で、決して粗末な食事とか宇宙食のようなものを推奨しているものではありません。
注意すべき事項は【リバウンド現象】です。確かに空腹を感じる時もあるのですが「やけ食い」に走ることを計算に入れておいて、「こんなこともあるよね」と大きな気持ちで構えていないと、ダイエットではなくストレスばかりになって結果は逆に体重が増えてしまうことになりかねません。
「低栄養食」と表現しましたが、「適量栄養食」ですね。
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